歌う坂本龍馬プロジェクトとは、音楽活動家の松尾貴臣が幕末の志士「坂本龍馬」に扮し、全国の病院や高齢者施設、障がい者施設、学校、講演会場などへ訪問し、本格的なライブと「ハッピー」をお届けするプロジェクトです。そのうち、病院・高齢者施設・障がい者施設で行うライブのことを「ホスピタルライブ」と呼んでいます。
4月17日長崎市生まれ。シンガーソングライター。音楽を通じた社会活動を行う音楽活動家。 千葉大学大学院社会科学研究科在学中にCDデビュー。2008年に自身のマネージメント会社である株式会社こころざし音楽工房を設立。2011年に発表したCD「キボウノオト」では、アンパンマン作者、故・やなせたかし氏からジャケット画の提供を受け、翌年CD「アイノコトバ」でメジャーデビューを果たす。 また全国の病院・福祉施設・学校などで展開している「歌う坂本龍馬プロジェクト」が評価され、2009年に高知県観光特使、2023年に千葉県歯科医師会8029健幸大使に就任。 これまでの総公演数は4000回を超え、唯一無二の社会派シンガーソングライターとして各地のメディアに報道されている。 2022年には故郷である長崎市稲佐山公園野外ステージにて凱旋ライブを行い、12年半越しの再会の約束を果たした。
▼主な実績
・千葉大学大学院社会科学研究科修士号取得
・千葉県音楽文化方針検討委員就任
・「G20ちば2008記念国際フォーラム」イメージソング作成
・千葉県「地球温暖化防止と生物多様性保全」推進きゃらばんイメージキャラクター就任
・「日本ホスピス・在宅ケア研究会in千葉」イメージソング作成
・高知県観光特使就任 ・長崎龍馬の歌音楽祭グランプリ受賞
・「リレー・フォー・ライフ・ジャパンちば」イメージソング作成
・福島県伊達郡桑折町観光大使「ホタピー」テーマソング作成
・千葉県がんセンターテーマソング作成
・長崎平和音楽祭メインゲスト出演
・NHK総合テレビ「首都圏ネットワーク」特集
・国際ソロプチミスト千葉「社会ボランティア賞千葉クラブ賞」受賞
・鎮守の森コミュニティ研究所特別研究員就任
・第67回「社会を明るくする運動」感謝状受賞
・第1回パイロットクラブ・チャレンジ助成金事業認定
・NHK千葉放送局FM MC就任
・千葉県歯科医師会8029健幸大使就任
・のべ185社の新聞記事に掲載(2024.11.8現在)
音楽活動家の松尾貴臣です。このたびは僕の「歌う坂本龍馬プロジェクト ホスピタルライブ」特設ページへ訪問していただき誠にありがとうございます。このページを読んでくださっているちょうど今頃も、僕は日本のどこかの福祉施設で歌を歌っている真っ最中かも知れません。
まずはなぜ僕が17年間、のべ3000施設以上の施設を訪問してホスピタルライブを「継続することができたのか」をお話します。
福祉施設を訪問すると、なかなか外に出歩くことができないおじいちゃんやおばあちゃん、障がいをお持ちの方々、そして職員の皆さんが初めて会う僕に対して「よく来てくれたね、ありがとう!」と満面の笑みで出迎えてくれます。機材を設置している間も「リハーサルから見れるなんてラッキーだね」なんて口々に言いながら興味深そうに僕の動きを見てくれます。
そして「歌う坂本龍馬」の衣装に着替え再入場すると、スターでも現れたのかと思う程の熱い拍手と声援を僕に投げかけてくれます。僕は嬉しくなって、みんなが知っている歌や福祉施設ライブから生まれたオリジナルソングなどを一生懸命歌います。ときには笑ってもらおうと仕込んでいたネタを披露します。
少しずつ会場のボルテージが上がり空気が一体化すると、利用者の皆さんは職員さんの予想を超える表情や動きで喜びを表現してくれて、それを見た職員さんたちの表情は笑顔に変わります。
その瞬間、僕は施設の中に「非日常の彩り」が生まれるのを感じます。この彩り生み出すことこそが歌う坂本龍馬の使命だと考えています。
帰り際、見送ってくれる利用者の方々や職員の方々は、口々に「ありがとう、また来てね、待っているからね」と言ってくれます。
ありがとうで始まり、ありがとうで終わるホスピタルライブ。
僕はもっともっと頑張って活動を継続させ「またいつか必ずここへ歌いに来よう」と、少しの未練を残しながらその場を後にします。そうやって「喜びの歌」の連鎖が続いた17年間でした。この活動を継続することができた理由は「ありがとう」の言葉にあったと考えています。
かつてゆずの二人が路上ライブを夢を持つ若いミュージシャンのスタンダードにしたように、僕もいつの日か福祉施設ライブを日本のスタンダードと思っていただけるようメジャーな活動にしたいと考えています。ミュージシャンにとって音楽で人の役に立つことができる。こんなやりがいのある活動は他にありません。そして福祉の世界に彩りをもたらすことができれば、間違いなく社会全体が「ハッピー」になります。これからも魂を込めて、愚直に全国を歌い回りたいと思います。
音楽活動家 松尾貴臣
2006年にとある末期がんの女性と出逢いました。余命半年と宣告されたとは思えない程にたくましいその生き方に強い衝撃を受けると同時に、本当に自分は一片の悔いもなく日々を生きているのだろうかと考えさせられました。そんな想いを込めた自身の3rd CD「きみに読む物語」が、「第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会 in 千葉」(2008年7月開催)のイメージソングに選ばれたことをきっかけに、全国の病院や高齢者施設、障がい者施設などを巡る「ホスピタルライブ」を開始しました。
当初は自分のような若者の歌が入院患者や高齢者や障がい者の方々に受け入れられるのだろうかという不安もありましたが、回を重ねるに連れ「心のこもった歌」というものは健康状態や年齢を超え、誰の心にも届き得るものであることを知りました。また、世の中には生で音楽を聞きたくてもなかなか聞きに行けない人たちがいるという事を知り、スピーカー等の演奏機材を車に積み全国津々浦々の施設を訪問するこの活動に意義を感じるようになりました。
全国を回る中で最も多く質問されることです。
まずは大前提として、学生時代から龍馬さんの生き様に憧れていたからです。
「世の人はわれをなんとも言はばいへ、わがなすことは我のみぞしる」という龍馬さんの言葉に励まされ音楽活動を続けて来ました。自身の音楽事務所の命名の際に「こころざし」という言葉を使ったのも龍馬さんの影響です。
ホスピタルライブを開催したのは2007年12月ですが、そのときはまだ「歌う坂本龍馬」ではありませんでした。2008年4月に龍馬さんの故郷である高知県の梼原町へ訪問した際に、地元の方から坂本家の家紋が入った和服を譲り受けました。そのとき「歌う坂本龍馬」は誕生し、ハッピーを届けることが目的のホスピタルライブの際のユニフォームとなりました。
その後2009年に高知県観光特使に任命され、2010年には地元長崎市で開催された龍馬の歌音楽祭にて、オリジナル曲「アカツキ」でグランプリを受賞しました。
龍馬さんゆかりの高知と長崎から「公認」されたという想いを胸に全国を歌い回っています。